SATREPS MACHプロジェクトはラボバスと赤潮藻類検出キットを Nehuentue地域の貝養殖従事者へ紹介しました。
コロナウイルスの拡大によるパンデミックや、チリ国内における衛生面等の規制により、1年半にわたって会議や自由な行動が制限されていた為、MACHプロジェクトでは、一般市民や地域コミュニティー、零細漁民や養殖従事者との対面でのコミュニケーションやアウトリーチ活動を一時的に「停止」していました。
そうした中で、去る6月24日(木)、La Araucanía州のCarahue市にあるNehuentue地域の貝養殖従事者達に対して現場でのアウトリーチ活動を再開することが出来ました。
活動は貝養殖組合の会長であるEmilio Sepúlveda氏の取りまとめにより、現地養殖組合員5名とCarahue市の漁業・養殖担当者であるHumberto Avilés氏にも参加頂きました。この活動では、プロジェクトの簡単な概要説明を行った後、ラボバスを訪問し、日本とチリの研究者間の技術移転の一環である、有害微細藻類(HAB)を検出するための機材である「スーツケースラボ」が紹介されました。
この活動には、実施中プロジェクトのラボバスとスーツケースラボの管理・運用を行うLa Frontera大学の微生物生態学研究所(EMALab、所長:Milko Jorquera教授)のメンバー数名が参加し、貝養殖に携わる方に対してプロジェクト進捗の情報発信を行うことが出来ました。