チリにおける持続可能な沿岸漁業及び養殖に資する赤潮早期予測システムの構築と運用 (Monitoring of algae in Chile)
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チリ沿岸海域の有害藻類を迅速に検出可能にする「スーツケースラボ」5台がチリに到着

ニュース
2021.02.10

  2021年1月、以前にプロジェクトホームページ(https://mge.hiroshima-u.ac.jp/SATREPS_MACH/en/topics/news/20201119_1478/)でもご紹介した「スーツケースラボ」5台が日本からチリに到着し、これからの我々の研究、並びにアウトリーチ活動をサポートしていきます。

  「スーツケースラボ」は、野外フィールドでオンサイト分析を可能とする、ポータブル実験機器一式を納めたスーツケースです。スーツケースラボに入っているツールを使って採水・ろ過・DNA抽出・特定の微生物を検出することが可能です。

  現在5台のスーツケースラボは、ラフロンテラ大学にて現場での実用化に向けた最終調整が行われています。その後、プロジェクトに参画する漁業振興研究所 (IFOP)、ロスラゴス大学、アントファガスタ大学に送られ、現地での研究調査や今後MACHメンバーとの協働で実施されるアウトリーチ活動等にも活用される予定です。

  スーツケースラボは、専門家や技術者による研究やモニタリング、そしてもちろん、さまざまなターゲット層への普及活動のために使用します。

  今後スーツケースラボに興味を持って頂けるユーザーを対象に、ワークショップ開催、チュートリアルビデオ、プロトコル作成に取り組んでいきます。

スーツケースラボの詳細については、下記のサイトから入手可能ですのでこちらをクリックしてご覧ください。

https://doi.org/10.1007/s11356-020-11567-5