2020年11月、MACHプロジェクトのチリと日本の研究者は「Suitcase Lab: New, portable and deployable equipment for rapid detection of specific harmful algae in Chilean coastal waters」と題する研究論文をEnvironmental Science and Pollution Research誌に発表しました。
本論文では、現場における採水からDNA抽出、有害藻類(本論文では、対象としてチリで問題であるAlexandrium catenella)のLAMP法を用いた(loop-mediated isothermal amplification)検出までが2時間で完了することが紹介されています。
スーツケースラボを用いた赤潮原因藻類の検出は、以前のトピックでも紹介されており(https://mge.hiroshima-u.ac.jp/SATREPS_MACH/topics/news/20190403_872/)、今回その成果を論文として発表することができました。
本論文は「オープンアクセス」として公開されており、下記のサイトから入手可能ですので、詳細については論文を確認ください。
https://doi.org/10.1007/s11356-020-11567-5