チリにおける持続可能な沿岸漁業及び養殖に資する赤潮早期予測システムの構築と運用 (Monitoring of algae in Chile)
JA/ EN/ ES

赤潮藻類を現場で検出するための「スーツケースラボ」に関する論文を発表しました

研究成果
2020.11.19

  2020年11月、MACHプロジェクトのチリと日本の研究者は「Suitcase Lab: New, portable and deployable equipment for rapid detection of specific harmful algae in Chilean coastal waters」と題する研究論文をEnvironmental Science and Pollution Research誌に発表しました。

  本論文では、現場における採水からDNA抽出、有害藻類(本論文では、対象としてチリで問題であるAlexandrium catenella)のLAMP法を用いた(loop-mediated isothermal amplification)検出までが2時間で完了することが紹介されています。

 

スーツケースラボを用いた赤潮原因藻類の検出は、以前のトピックでも紹介されており(https://mge.hiroshima-u.ac.jp/SATREPS_MACH/topics/news/20190403_872/)、今回その成果を論文として発表することができました。

  本論文は「オープンアクセス」として公開されており、下記のサイトから入手可能ですので、詳細については論文を確認ください。

https://doi.org/10.1007/s11356-020-11567-5