去る2019年1月22日に半谷良三JICAチリ支所長に鮭技術研究所(INTESAL; Instituto Tecnológico del Salmón)を訪問いただきました。INTESALはINTEMIT(貝養殖技術研究所)とともに、我々MACHプロジェクトの産官学連携の構成メンバーとして産業界から加わっている研究所で(Direct Collaborating Entity II (Private Sector); link)、鮭関係企業の連合体であるSalmon Chileの科学技術部門です。
INTESALからは、MACHプロジェクトの担当者であるDr. Paulina Artacho研究・開発部門長とDr. Daniel Jimnez健康・分析担当マネージャーに対応いただき、INTESALが行なっている環境モニタリングや広報活動、INTESALの母体のSalmonChileの会員である民間サケ養殖会社に対するセミナーなどについて説明を受けました。
半谷支所長に同行した鎗水研究員(IFOP滞在・中央水産研究所)・河合研究員(UFRO滞在・京都大学)からは、プロジェクトでの役割や研究テーマ、IFOP・UFROそれぞれでの進捗状況などを説明しました。また、今後の INTESAL 内外でのプロジェクト広報に役立ててもらうよう、同行した三須MACHプロジェクト業務調整員が本プロジェクトの広報グッズのバナーやリーフレット等を渡しました。
JICAチリ支所長にINTESALを訪問いただいたことで、本プロジェクトが日本とチリの間の学際的な国際共同研究プロジェクトであることを改めて明確にできたのではないかと思います。今後INTESALを通した組合企業への啓蒙活動や、産官学連携プラットフォームの構築を進めていく予定です。例えばINTESALの行なっている組合企業を対象にしたセミナーで本プロジェクトの紹介や具体的な成果を発信していくようにしたいと思います。